日本の相続税は高いの?世界の相続税の負担率と比較してみた

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イメージで日本の税金は高いと思っていませんか?

相続税の基礎控除額額は平成27年から下がりましたし、消費税は平成29年4月から10%に上がります。

しかし実際に日本の税金が世界から見て高いのか低いのか比較したことはありません。

そこで財務省のホームページを参考に、世界の相続税の負担率を国ごとにまとめました。

日本の相続税の課税状況

日本の相続税の課税状況をまとめると、次のうようになります。(平成25年時点)※参考資料:財務省HPより

死んだ人のうち、相続税を課税された人の割合

54,421人(課税された人)/1,268,436人(死んだ人)=4.3%

平成27年1月から相続税の基礎控除が下がるため、この割合は2~3ポイント上がると予想されています。

一人当たりの遺産総額(課税価格)

116,381億円(課税価格の合計)/54,421人(課税された人)=2億1千万円

これは、課税価格の合計と課税された人から出した平均値のため、中央値は、これより低いと思われます。一部の富裕層が全体を押し上げているのでしょう。

一人当たりの相続税の納税額

15,366億円(相続税の納税額合計)/54,421人(課税された人)=2千8百万円

上記と同じく平均値のため、中央値はもっと低いはずです。

世界の相続税の負担率

世界の相続税の負担率を比較するのは、国によって税制が異なるため簡単ではありません。

そのため、いくつかの前提条件を設定して比較しています。

  • 平成27年(2015年1月)時点の税制
  • 分割方法は、配偶者が半分を相続し、残りの半分を子供2人で相続
  • 遺産の合計(課税価格)は3億円

日本

負担額 2千8百万円
負担割合 9.53%
※日本は最高税率が高いため、課税価格10億円の時点でイギリスよりも負担率が高くなります。

イギリス

負担額 3千6百万円
負担割合 12.07%
※邦貨換算レート 1ポンド=183円

フランス

負担額 2千3百万円
負担割合 7.89%
※フランスでは、夫婦の財産は原則として共有財産となり、配偶者の持分は相続の対象ではないため、負担率計算においては除外している。
※邦貨換算レート 1ユーロ=145円

ドイツ

負担額 3百万円
負担割合 1.25%
※ドイツでは、死亡配偶者の婚姻後における財産の増加分が生存配偶者のそれを上回る場合、生存配偶者はその差額の2分の1相当額が非課税になる(ここでは、配偶者相続分の2分の1としている)
※邦貨換算レート 1ユーロ=145円

アメリカ

負担額 0円
負担割合 0%
※アメリカでは、2010年に遺産税は一旦廃止されたが、2011年に、基礎控除500万ドル、最高税率35%で復活した。当該措置は2012年までの時限措置であったところ、2013年以降については、2012年米国納税者救済法により、基礎控除500万ドルは維持しつつ最高税率を40%へ引き上げることとされた。なお、基礎控除額は毎年インフレ調整による改訂が行われ、2015年1月現在は543万ドル(6.3億円)となっている。
※邦貨換算レート 1ドル=116円

まとめ

世界の相続税の負担率をまとめてみました。

[参考ページ]

「主要国の相続税の負担率」

引用│財務省

相続税負担率

今回は、ヨーロッパの主要国の相続税の負担率についてをまとめましたが、日本の相続税の負担率が高くて驚きました。

シンガポールやタイに移住する日本人が多いと聞くので、東南アジアの相続税の負担率はもっと低いのかもしれません。

いずれはオーストラリアやタイ、中国、シンガポールなどの新興国の相続税についても調べてみたいと思います。

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