相続対策│節税の4つの考え方と12の具体的な方法

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相続セミナーへ参加すると、不動産投資や会社設立などの相続税の節税方法を教えてくれます。

しかし、これらの方法を大きな視点で見ると、4つの区分に大別できます。

自分に合った節税方法を確認するためにも、節税に対する4つの考え方を知りましょう。

また、4つの考え方に区分される12の具体的な節税方法も紹介します。

なお、相続税が発生する人が対象なので、もとから相続税が発生しない人は、参考程度に読んで下さい。

相続税の節税に対する4つの考え方

4つの区分の前提には、相続税の計算方法が関係するため、まず、相続税の計算方法を簡単に紹介します。

相続税の計算は、おおまかにイメージすると次のとおりです。

  1. 亡くなった人のプラスの財産(土地など)を集計する①
  2. 亡くなった人のマイナスの財産(借入金など)を集計する②
  3. ①と②の差額から基礎控除額を控除する③
  4. ③の課税遺産総額から税額を算出する

実際には、もっと細かい規定がありますが、おおまかに計算すると、上記なような流れです。

そこで、節税の4つの考え方ですが、上記の各ステップごとの対策が、そのまま節税の4つの考え方になります。

つまり、

  1. 亡くなった人のプラスの財産を減らす
  2. 亡くなった人のマイナスの財産を増やす
  3. 基礎控除額を増やす
  4. 相続税の計算特例を活用する

上記の4つが、相続税の節税に対する4つの考え方です。具体的な相続対策は、どれかに当てはまるはずです。

それでは、節税の4つの考え方に属する具体的な方法を見ていきましょう。

亡くなった人のプラスの財産を減らす

単純な話ですが、プラスの財産を減らすと相続財産も減ります。

生前贈与

プラスの財産を減らすには、生前贈与が最も単純な方法です。

ただし、生前贈与には「暦年課税贈与」と「精算課税贈与」があるため、特徴を理解して使いましょう。

また、贈与の特例として「贈与税の配偶者控除」「住宅取得等資金の贈与」「教育資金の一括贈与」「結婚・子育て資金の一括贈与」などがあるため、自分に合ったものを選択する必要があります。

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不動産投資による資産組み替え

相続税の評価では、現預金よりも不動産の評価額のほうが低くなります。

そこで、不動産投資によって現預金から不動産へ資産の組み換えが行われます。

その結果、プラスの財産が減ることになります。

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会社設立による所得分散

上記の、不動産投資の結果購入した物件を人に貸した場合、賃貸収入が入ってきます。

賃貸収入が入ってくると、プラスの財産を逆に増えてしまいます。

そこで、会社を設立して賃貸収入を分散します。

つまり、親族を従業員にして給与を支払うことで、プラスの財産を増やさないようにします。

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亡くなった人のマイナスの財産を増やす

マイナスの財産を増やすということは、借金をするということですが、これは不動産投資とセットと考えましょう。

税金の計算では、現預金を減らして物件を購入するのと、借金をして物件を購入することは、それほど効果は変わりません。

ただし、借り入れをした方が、手持ち資金で購入するよりも、大きな物件を購入できることが考えられます。

基礎控除額を増やす

相続税の計算では、遺産総額から基礎控除額を控除した残高から税額を計算します。

そのため、基礎控除額が多いほど、税額が少なくなります。

基礎控除額は、「3,000万円+600万円✕法定相続人の数」で計算します。

つまり、法定相続人を増やすことで、基礎控除額を増やせます。

具体的には、子供を作りましょう。と簡単には言えないので、養子縁組などが考えられます。

ただし、養子縁組にはリスクもあるため、注意しましょう。

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相続税の計算特例を活用する

相続税の計算では、相続人の生活を保証するために、いろいろな特例があります。

それを活用することで、相続税を減らすことができます。

ただし、特例にはそれぞれ要件があるため、自分が要件に当てはまるかの検討が必要になります。

相続税の特例には、次のようなものがあります。

  • 小規模宅地等の特例
  • 非課税財産の生前購入
  • 配偶者に対する相続税額の軽減
  • 未成年者控除・障害者控除
  • 相次相続控除
  • 寄付金
  • 生命保険金・退職手当金の非課税など

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まとめ

相続税の節税に対する4つの考え方と、それぞれの考え方に対する相続対策を紹介しました。

相続セミナーに参加される場合は、どの考え方に属しているか、チェックしながら参加するとおもしろいかもしれません。

ただし、相続税が発生する人を対象としているため、相続税が発生しないのに節税をすることは本末転倒です。

まずは、相続財産を把握することから始めましょう。

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