28年版┃死亡時に遺族に支給される年金の種類と条件とは

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遺族年金の条件と金額

日本に住んでいる人で、20歳以上60歳未満であれば、誰でも国民年金に加入しています。

国民年金だけの人もいれば、サラリーマンのように厚生年金に加入している人もいます。

その国民年金ですが、加入者が死亡した場合には、遺族に年金が支払われることがあるのを知っているでしょうか?

そこで、国民年金に加入している人が死亡した場合に、遺族に支給される年金の種類と条件を紹介します。

この記事は、平成28年版のため、年度が違うと条件が変わることもありますので、ご注意ください。

遺族年金とは

遺族年金(遺族厚生年金)とは、年金に加入中の人や、年金を受給中の人が死亡した時に、一定の範囲で遺族に支給される年金です。

国民年金からは遺族基礎年金が支給され、サラリーマンのように厚生年金に加入している人は遺族厚生年金が上乗せで支給されます。

遺族基礎年金(国民年金)とは

遺族基礎年金の受給条件

  • 保険料納付済期間と保険料免除期間の合計期間が、全加入期間の3分の2以上ある国民年金の加入者が死亡したとき。
  • 老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている人が死亡したとき
  • 老齢基礎年金を受給している人が死亡したとき

遺族基礎年金の受給者

  • 18歳未満の子供と生計を同じにする配偶者
  • 障害(1級・2級)がある20歳未満の子供と生計を同じにする配偶者

遺族基礎年金の金額

780,100円+子の加算

遺族基礎年金の受給方法

死亡した人が国民年金第1号被保険者期間のみの場合は『居住地の市区町村』へ。それ以外の場合は『年金事務所』へ問い合せ。

どちらか分からない場合は、市区町村または年金事務所へ連絡してみましょう。

遺族厚生年金(厚生年金保険)とは

遺族厚生年金の受給条件

  • 遺族基礎年金の保険料納付要件を満たしている厚生年金保険の加入者が死亡したとき
  • 遺族基礎年金の保険料納付要件を満たしている人が、加入中の傷病が原因で初診日から5年以内に死亡したとき
  • 1級・2級の障害厚生年金を受給中の人が死亡したとき
  • 老齢厚生年金の受給資格期間を満たしている人や老齢厚生年金を受給中の人が死亡したとき

遺族厚生年金の受給者

次の人のうち優先順位が高い人

  • 配偶者(夫の場合は55歳以上)および18歳未満の子供か障害(1級・2級)がある20歳未満の子供
  • 55歳以上の父母
  • 18歳未満の孫または障害(1級・2級)がある20歳未満の孫(現に婚姻していないこと)
  • 55歳以上の祖父母

遺族厚生年金の金額

報酬比例部分✕3/4+中高齢寡婦加算

※詳しくは、年金事務所でご確認ください。

遺族厚生年金の受給方法

年金事務所または共済組合等へ問い合せ

寡婦年金とは

寡婦年金とは、国民年金の第1号被保険者だった夫が死亡した時に、その夫に支給されるべきだった老齢基礎年金の一部を妻に支給する年金です。

寡婦年金の受給条件

次のいずれにも該当すること

  • 第1号被保険者としての保険料納付済期間と保険料免除期間の合計期間が25年以上ある夫が死亡したこと
  • 夫の死亡当時、夫によって生計を維持していた妻であること
  • 夫との婚姻期間(事実婚を含む)が10年以上であること
  • 妻が65歳未満であること
  • 夫が障害基礎年金または老齢基礎年金を受給したことがないこと

寡婦年金の金額

夫の第1号被保険者期間にもとづく老齢基礎年金相当額の4分の3

寡婦年金の受給方法

居住地の市区町村役場または年金事務所へ問い合せ

死亡一時金とは

国民年金の第1号被保険者が死亡したとき、それまでに納付した保険料相当分を遺族に支給する一時金

死亡一時金の受給条件

次のいずれにも該当すること

  • 死亡するまでの第1号被保険者としての保険料納付済期間と保険料免除期間の一定割合を乗じた期間の合計期間が36ヶ月以上あること
  • 死亡した人が、過去にいずれの年金も受けたことがないこと
  • その死亡により、妻または子に遺族基礎年金が支給されないこと

死亡一時金の受給者

死亡した人と生計を同じくしていた次の人で、優先順位が高い人

  1. 配偶者
  2. 父母
  3. 祖父母
  4. 兄弟姉妹

死亡一時金の金額

死亡した人の第1号被保険者としての保険料納付済期間に応じた次の金額

  • 36ヶ月以上180ヶ月未満・・・120,000円
  • 180ヶ月以上240ヶ月未満・・・145,000円
  • 240ヶ月以上300ヶ月未満・・・170,000円
  • 300ヶ月以上360ヶ月未満・・・220,000円
  • 360ヶ月以上420ヶ月未満・・・270,000円
  • 420ヶ月以上・・・320,000円

死亡一時金の受給方法

居住地の市区町村役場または年金事務所へ問い合せ

まとめ:遺族年金で悩んだら、まずは問い合せ

家族が亡くなった場合の年金についてまとめました。

条件によってもらえる年金の種類や金額が変わりますが、専門家でない限り自分がもらえる年金は分かりづらいと思います。

そこで、いろいろと調べるよりも、まずは近くの役場や年金事務所に問い合わせてみましょう。

その際、亡くなった人の『年金手帳』『住民票』『戸籍謄本(除籍謄本)』があると、手続きがスムーズに進みます。

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